健康診断に引っかかったら即解雇、荷物をまとめて帰ってもらうという理不尽なスバル期間工の仕事をすることになった借金800万円を背負っているシャッキカンコウです
前回の記事でスバル期間工になるためには最初の健康診断を突破しないといけなくて、せっかく採用されたのに健康診断の結果次第ではたったの2日で解雇されるというブラック企業も真っ青な期間工の実態を紹介しました
syakkinkikankou.hatenablog.com
今回はその健康診断の続きです。どんな診断をされるのか?そして俺は無事に突破して期間工で働く事ができるのか?
不採用になってしまい部屋を引き払った俺は借金800万円を抱えて市役所に向かい生活保護の申請に行き「借金まみれがナマポになったよ」というブログが始まってしまうのか?
期間工の健康診断の内容!数値で引っかかったら期間工で働けません!
ついに始まるスバル期間工の健康診断。数値で何か引っかかったら働く事は出来ずに解雇という理不尽な説明が担当官からされても誰も声をあげることもなく黙りうなだれる事しかできない期間工の希望者たち
俺を含めてここにいる全員が期間工という仕事にありつきたい。どんなに理不尽でもスバルから出させる試験を突破するしかないのです
名前を呼ばれてグループごとに健康診断を受けることになります。7人くらいのグループになり健康診断ができる場所まで行きます
スバルの工場内には小さな病院がありました。病院というか保健室を大きくしたような感じですね
スバル専属の医者、看護師がいて工場内で起きた怪我や病気に対応できるようになっているのだとか。大企業の工場は凄いですね
健康診断の内容は次のようなものでした
レントゲン、心電図、握力計測、身長、体重、視力、聴力、血液検査、血圧、問診
レントゲンと心電図の時に半袖のTシャツ、上半身裸になります。ここで刺青がある方はチェックされて解雇されるようです
期間工は厳禁とされていることが2つあります。刺青と借金がある人は採用しないのです
面接で刺青があるということを隠したとしても健康診断でバレますね。シップで隠したりする人もいるそうですが寮での共同風呂でもばれるだろうし刺青がある人は大変そうです
刺青と借金。俺は後者の借金の方なのでばれることなく期間工になるのに苦労はしなくて良かった
借金ならウソ発見器でもない限りは引っかかることはないですからね
健康診断は特に問題はなくさっさと終わりました。やっぱり期間工になる前に10日ほど筋トレとウォーキングを繰り返したのが良かったです
短期間でも効果はあったと信じることによって自信もつき、プラシーボ効果で健康になったのかもしれません
健康診断が終わると食堂にまた集められます。結果が出るまで30分ほど待たされたでしょうか?
他の期間工希望者たちの検査が終わるまで待たされて一斉に結果発表となるのです
食堂に全員が集まってしばらくしたら担当官が来てこう言いました
「健康診断ご苦労様でした。検査の結果なんですがここにいる方、全員が合格となります
残念ながら1名、検査で問題が発覚してしまいましたが‥‥‥」
健康診断を突破する自信はあったけど、とりあえずはクリアできてホッとしました。健康診断でダメだったら不採用で荷物をまとめて帰ってもらうという屈辱を味わったのは40人ほどいて1人だけだったようです
一緒に検査を受けた方で血圧が高いということで2回ほど血液検査をした人がいました。その人は無事に健康診断をクリアしていましたね
だから不採用になる人は健康に相当な問題があったのではないかと思います
それでも期間工になるために頑張ってきた同志が1人、スバルの理不尽な採用方法により犠牲になったのです。彼の分まで俺は期間工で働き借金をちゃんと返そうと決意しました
スバル期間工の健康診断の後は適性検査が待っていた
健康診断が終わったら昼食タイムとなります。食堂でご飯を食べてもいいし、工場内にあるコンビニの劣化版のような売店で何か購入して食べてもいいという事でした
俺は食堂で定食を食べました。昨日の夜からずっと食事をせずにいたから工場の食事はとても美味しく感じましたね
食事の後は適性検査をしました。適性検査といっても自動車の運転免許の取得のための適性検査のようなもので、筆記試験をするだけでしたね
「〇」をたくさん書いたり、簡単な計算をしたりです。自動車メーカーの期間工の募集という事もあり自動車運転についての適性検査もありました
なんか「こういう場合はどうしたらいいの?」って感じです。「運転中にイライラすることがありますか?」みたいな質問もありました
「この適性検査の結果は合否には関係なく、これから働く時にどんな仕事が合うかを見るためだから素直に答えてください」と言われました
そんな甘い言葉には惑わされません。ついさっき理不尽な健康診断で強制解雇で帰らされた期間工希望者がいるのに信用なんて出来ないです
俺はスバルが喜ぶような回答をテスト用紙に書き殴りました。〇をたくさん書くのも後に手が筋肉痛になるほど叩き込みました
適性検査が終わりました
「この適性検査は合否に関係ないので素直に答えてください、と言ったがあれは嘘だ
今から我が社にふさわしくない心の持ち主には荷物をまとめて帰ってもらう」
なんてことは言われることなく、また全員が次の日に同じ場所に集まるようにという指示がされます
ビジネスホテルに帰って緊張感のある期間工の健康診断の1日が終わりです
健康診断→昼食→適性検査と1日ずっと過ごしましたが、俺は期間工希望者の誰とも会話をすることもなく帰ってきました
コミュ力がある人はなんか休憩中に話したり、一緒にビジネスホテルまで帰ったりしていましたね
明日の研修ではこれから同じ工場、職場で働く人がわかるそうなので積極的に話しかけて仲良くしていこうと思います